スマホゲームの急成長で問われる「ゲーム機は必要か」という疑問!スマホかゲーム機かあなたはどちら派?


 各社がゲーム開発でしのぎを削っており、コンテンツ数が日々増加しています。中でもゲームの代名詞といえば、任天堂の「ニンテンドースイッチ」やソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の「PS5」などの家庭用ゲーム機などが挙げられ、それぞれ人気を博しています。

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 しかし、スマートフォン(スマホ)が普及し、ゲーム機がなくてもゲーム自体は気軽に楽しめる環境が整いつつあります。「パズル&ドラゴンズ」、最近では「ウマ娘 プリティーダービー」のようにスマホゲーム発のヒット作品も登場したことで「家庭用ゲーム機はいずれ不要になるのでは」という声も聞かれます。

 私の連載を担当している編集担当者の方もゲームとの接点が少ない人生を歩んできたため、そうした考えを持っているようです。そんな素朴な疑問について、ゲーム業界を20年以上取材するライターがお答えします。

──ゲームは、もはやスマホで無料で遊ぶのが当たり前。そうなると将来、家庭用ゲーム機は不要になるのでは?

 世の中は進歩しますから、遠い未来はそうかもしれません。しかし近い未来でいえば、家庭用ゲーム機の市場がすぐ消えるとは考えづらいですね。

──どうして?

 家庭用ゲーム機の利点は、ゲーム機とソフトを買えば、リッチなゲームがプレーできる「分かりやすさ」があるからです。スマホゲームやPCとは違い、家庭用ゲーム機の仕様は同じなので、「ソフトが動かない」というトラブルも減らせますし、トラブル事態に対応しやすいのです。

──でもスマホゲームは無料で気軽に遊べる。

 「気軽に遊べる」という意味では、その通りです。オランダの調査会社Newzooの試算によると、21年のゲームの世界市場規模は約1758億ドル(約22兆8000億円)。23年には2000億ドル(26兆円)を突破する見通しとのことです。

 内訳を見ると、全体の約半数に当たる52%をスマートフォン向けアプリのゲームなど「モバイル」が占め、残りをニンテンドースイッチやPS5などの「家庭用ゲーム機用ソフト」(28%)と、PC(20%)が分け合っています。

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 データを見ればスマホゲームは、世界のゲーム市場の半分を占めていますが、逆に言えば、半分は別の市場となるわけです。

 スマホゲームは、無料で遊べる代わり「アイテム課金」という仕組みにしています。そのためゲームの設計も制約されます。リッチなゲームを作ろうとすれば、PCや家庭用ゲーム機の方が向いています。

──でもゲーム機は数万円もする。高い。

 「金を払っても、違うタイプのゲームが遊びたい」という人もいるのです。またアイテム課金だと、支払額が大きくなる傾向にあるし、金をかけてゲームで強者になる仕組みを嫌がる人もいるのです。

──なぜ家庭用ゲーム機は、高いのに売れるのか。

 任天堂とSIEの実績に尽きるでしょう。両社のコンテンツは充実しています。

 家庭用ゲーム機は実際に手に取って遊ぶまで、自分が本当に楽しめるかわからない弱点がありますが、今では体験版もあります。またスマホゲームのように突然のサービス終了もない。ゲーム機が動く限りずっと遊べます。その安心感は大きいでしょう。

──でも私の身の回りには、ゲーム機を持つ人が減った気がします。

 確かにスマホは誰もが持っていますし、そう感じるかもしれませんね。そして、経済状況も厳しい昨今、「スマホがあるからゲーム機はいらない」という声が一定数あるのは当然です。

 一方、スマホは生活必需品なので、無理をしても買うなど、スマホの購入費を「コスト」と認識しませんよね? ゲーム機の機能がスマホに吸収された……という視点もあります。

 繰り返しになりますが、家庭用ゲーム機でゲームソフトを熱心に遊ぶ人もいるのです。要するに現在のゲームは、スマートフォンゲームを中心に、PC、家庭用ゲーム機、アーケードゲームなど、いろいろなツールで遊べる「多様性」があるのです。

──なるほど。自分に合わせて選択できると。

 そうです。そして“導線”の多さこそが、ゲームファンを増やし、ゲームビジネスの規模を拡大させたとも言えます。どの産業でも言えるのですが、不要になった分野は、需要が落ち込み市場が縮小して消滅します。「家庭用ゲーム機」も本当に不要になれば、市場規模が落ち込み、遊ぶ人が減るはずですが、そうなっていません。今後、スマホと家庭用ゲーム機がどうなるのか。動向に注目しましょう。

●書き手:河村 鳴紘(かわむら・めいこう)

ゲーム、アニメ、マンガなどを主戦場にするフリーランスのサブカルライター。ヤフーオーサー、マンガ大賞選考員。メディア所属時には、決算会見や各発表会に参加し、独自記事なども執筆。20年以上ゲーム業界を中心に取材している。2020年5月、「ドラゴンクエスト」大ヒット連発なぜ? 30年前の伝説の熱狂」でヤフーニュース個人の記事を顕彰するMVAを受賞した。「文春オンライン」や「Number Web」(ともに文藝春秋社)などでも記事を執筆。静岡放送などでラジオに出演することも。

ヤフーニュース個人:「河村鳴紘のエンタメ考察記」

Twitter:@kawamurameikou

note:河村鳴紘

任天堂の「ニンテンドースイッチ」(出典:任天堂公式Webサイト)


(出典 news.nicovideo.jp)

ゲーム機ゲームき)とは、ビデオゲーム(コンピュータゲーム)を動作させるための装置の総称。ゲームのハードウェア全般。あくまで総称なので、家庭用ゲーム機やアーケードゲーム機、(もっと素朴な)任天堂のゲーム&ウオッチや(初期の)たまごっちなどもゲーム機であり、さらに言うとビデオゲーム
90キロバイト (12,030 語) - 2022年7月21日 (木) 06:18


(筆者コメント)
私はだんぜん家庭用ゲーム機派です。
やはりゲームはハイクオリティかつ大画面でやりたいという思いがある為、据え置き型のゲーム機でないと迫力がないんです。

<このニュースへのネットの反応>

無料で遊べる。(大量に課金しないと満足に遊べない)・・・どんな形でも家で遊んだり外で片手間に遊んだり友達の家でみんなで遊んだりと楽しみ方は色々よ。あと本体高くても無料で遊べる課金ゲーに比べりゃ人によっちゃ超安く済むしな。





家庭用ゲーム機全体は存在意義はしっかりあるし残り続けるよ。ただ携帯ゲーム機はどうだろうなあって感じ。スマホを一つのゲーム機として捉えた場合競合するのはそこだけじゃね?


スマホではいざという時にバッテリー切れでメールや電話が使えないと困るからやっぱり専用にあったほうがいい


いや、最近の基本無料ゲームの多くは無課金でもストーリーやイベントステージクリアくらいはできるぞ……ま、もちろん一部のエンドコンテンツや対人で上行くなら課金は必須だけど。


コンシューマとアーケードの住み分けみたいなものじゃないの。あと携帯と据え置きの区別を考慮してるようでしてないようにも見える。


switchみたいなコントローラー自体がガジェットになる据え置き機なら十分生存できるだろうけど、PSやXboxの立ち位置はそのうちPCに置き換わってるかもしれないとは思う。


比較対象がスマホの時点で本文読む必要すら感じない せめてPC


必要か不要かではなく住み分けが進むだけでしょ。PC構成が個人で違うように媒体が違えば起きる現象も違うし、日本ではハードの不人気で淘汰とかXboxは不人気でも、米国ではPSとXboxそれぞれ需要があるんだし


比較対象PCとちゃうんか?Mod入れたPCゲーとか完全上位互換ゾ、見た目だけ変えてポリコレ汚染されたあのゲームキャラを可愛くできたり趣味に合う火器を装備させたり…


そうでなくても単純にフリゲでそこらの有料ゲームじゃ太刀打ちできないのが揃ってる、サ終に怯えるスマホにない特権だわなw


スマホでポチポチしてる勢はもともとゲームとかやらない勢でしょ


ここで最近(一部で)流行しているといわれるアルカディアちゃんを呼ぶべきなのか悩むわ…


そもそもスマホゲーと家庭用ゲーム機ではできること・やることの方向性が違いすぎるから比較するのに向いてないでしょゲームというカテゴリを一括りにするからこんな蛇足ばかりの記事になる


PS5と同等以上のPC買おうと思ったら20万以上はかかるしおま環で動かないこともある。コスパが違いすぎるわ


スマホは誰でもデフォルトで持ってるからライバルですらない。コンソールとPCでニッチをどこまで拾えるかの勝負。


まず括りが大きすぎるんだよな。スポーツで言うとSUP流行りだしたから野球いらなくね?とか意味不明な暴論になっちゃうぞ。


俺はガチャ目で、タッチパネルにいつ指が付くのかがハッキリ分からない(スマホからアカウントを作ってと言われると憂鬱になる…)。ボタンと十字キーがあった方が100倍やりやすいね。


言っちゃ悪いんだけど無料で遊べるゲームってどこまでも無料のクオリティなんよ…


存在意義はあるだろうけど、収益モデルとしてやっていけるかどうかは危ういと思ってるよ


要る。そのゲームが確実に起動して遊べる性能を担保しているという代物であること。PCの場合は各スペックがばらばら、いざハイスペックなソフトが動くような物を組もうとすれば知識が必要になってくる安定して動く、という保証があることがゲームハードの最大の利点である