アメリカの男子高校生が、女性教師を気絶するまで殴る事件が発生した。教師に「任天堂スイッチ」を没収され、頭にきたことが原因だったと供述しているという。

『Daily Mail Online』や『New York Post』などの海外メディアが、一歩間違えると殺人となってしまっていたであろう暴行事件を取り上げている。

■15回も激しく殴打

アメリカ・フロリダ州に住む17歳の男子生徒が、高校の校舎内で暴行事件を起こした。女性教師に自分のゲーム機「任天堂スイッチ」を取り上げられカッとなった男子生徒は、「あいつを殺す」とまくしたてた後、教師に激しく襲いかかったという。

男子生徒が床に倒れた教師に馬乗りになり、15回にわたって殴りつける様子が、防犯カメラに残されていた。

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■男子生徒は120キロの巨漢

男子生徒は体重が120キロを超えるほど体が大きく、彼を教師から引き剥がすのには5人以上の人員が必要とされた。暴行を受けた教師は血まみれで、意識不明のまま病院に搬送されたが、回復が見込まれているという。

男子生徒が駆けつけた警官に手錠をかけられながらも、反抗的な態度を改めない様子が、警察のカメラによって撮影されていた。彼は警官に向かって「くたばれ。僕は刑務所に行きたくない。もっと大事なことがあるんだ」と吐き捨てるように話している。

■5年以下の懲役の可能性

男子生徒は、護送される際にも、倒れている教師に向かって唾を吐き、「学校に戻ったら彼女を殺すつもりだ」と警官に告げたという。

彼はまだ未成年のため、名前は公開されていない。暴行罪で起訴されており、5年以下の懲役に処される可能性がある。

■「殺人罪で起訴されるべき」の声

しかしながら、一歩間違えれば、教師は殺害されてしまっていたかもしれないこの事件に対して、人々は厳しい意見を寄せている。「ひどい事件だ。犯人は非常に危険だ」「17歳なら罪の重さを理解できるはず。5年以上服役してほしい」「彼は暴行罪ではなく殺人罪で起訴されるべき」などのコメントが見られた。

女性教師に対しては、一刻も早い回復を願う声が多く寄せられている。

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（文／Sirabee 編集部・広江おと）