お店で見かけた中古雑誌「ゲーメスト」に貼られた謎のメモ「インド人を右に」の意味にファンは納得の喜び!!


レコードや書籍など、店頭に並んだ中古商品の中には思わぬ「プレミアもの」が眠っているケースも。しかし中にはあまりに自然に陳列されているため、つい見逃してしまう事態も少なくない。

以前ツイッター上では、高額な理由が「ひと目で分かる」中古ゲーム雑誌が話題となっていたのをご存知だろうか。

【話題のツイート】これはあの、伝説の…!


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■なぜこの号だけこんなに高い?

件のゲーム雑誌が注目を集める切っ掛けとなったのは、声優・石川佳典さんが17日に投稿した一件のツイート。

投稿には中古ショップ店頭にて発見したと思しきゲーム雑誌『ゲーメスト』が写っていたのだが、元々の価格が530円であるのに対し、店側の設定価格は3,800円(税込)と、7倍以上の高値がついているのが印象的である。

ゲーメスト

この号は何かレアな特集でも組まれていたのか…? と思わず首を捻ってしまうところだが、ツイートには「高い理由がわかりやすくて大変よろしい」と意味深な一文がつづられており、値札横に貼られた店側のメモ書きを見ると即座に納得。

そこにはインド人を右にの7文字が記されていたのだ。


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■一体、どういうことなのか?

こちらの謎すぎるフレーズを理解する前に、まずは『ゲーメスト』の詳細について解説しておきたい。

同誌は「新声社」が1986年から1999年まで発行していた「アーケードゲーム」を専門に取り扱う雑誌で、その専門性の高さと独特なノリ、テンションで大きな人気を博し、「相手の背面部位を攻撃し、ガード方向を反転させる」動作を意味する「めくり」など数多くの格闘ゲーム専門用語・俗語も同誌が発祥となっている。

そんな『ゲーメスト』は誤植が多すぎることでも有名で、本来ならば雑誌の信頼性に関わる事態のはずなのだが、なぜこのような誤植が生まれたのか読者の理解を大きく超えているうえ、声に出して読みたいフレーズが多いことで、逆に「誤植あってこそのゲーメスト」といっても過言ではないほどの魅力を放っていたのだ。

ザンギエフ

いくつか例を挙げると「レバー+大パンチ」と表記するところを「レバー+大ピンチ」としてしまったり、格闘ゲームの金字塔『ストリートファイター』シリーズのキャラクターであるザンギエフの技解説で「ザンギエフ」「スーパーラリアット」となるべき箇所が「ザンギュラ」「スーパーウリアッ上」になっていたりと、とにかく尖りまくった誤植が多数。

中でも前述の「ザンギュラのスーパーウリアッ上」と並んで人気の高いものが、レースゲーム『スカッドレース』の記事に登場する誤植で、こちらでは「ハンドルを右に」と表現すべき箇所を「インド人を右に」と印字してしまっている。

ゲーメスト

手書き原稿における「ハンドル」の文字があまりに汚く「インド人」と誤解された物が印刷、発行され世に放たれたワケだが、「くお〜!! ぶつかる〜!! ここでアクセル全開、インド人を右に!」という、一種の爽快感すら覚える意味不明な誤植とその勢いは、多くのゲーマーたちのハートを今なお掴んで離さないのだ。

そうした背景もあって「伝説の誤植掲載号」に関する石川さんのツイートは、投稿からわずか数日で1.3万件以上ものRTを記録。他のツイッターユーザーからは「往年のゲーマーにこそ分かるネタ…!」「こ、これが伝説の…!」「納得のこの価格」「あの伝説の誤植が見られるなら、安いもんだな」といった反響の声が多数寄せられている。

果たして店頭雑誌に貼られていたメモ書きには、どのような意味が込められているのか? そして『ゲーメスト』の誤植は現代の格ゲーマーたちにどのような影響を与えているのか?

その謎を解明すべく、石川さんが件の『ゲーメスト』を発見したショップ「駿河屋」店舗および、運営会社「エーツー」、そしてザンギを愛してやまない強豪ゲーマーに話を聞いたところ、数々の事実が明らかになったのだ。


■インド人はなぜ、右に行ったのか?


ツイート投稿主・石川さんが貴重な『ゲーメスト』を発見したのは、東京にある駿河屋 新宿マルイアネックス店でのこと。

ゲーメスト』や後続雑誌『月刊アルカディア』などのゲーム雑誌を愛好しているという石川さんはある日、同店舗を訪れると一冊だけショーケースに入っていた雑誌に遭遇し、思わず目線が吸い寄せられたところ件の「インド人を右に」のメモ書きを発見し、「伝説の誤植が掲載されている号か!」と思わず興奮し、記念に写真を撮影したという。

記者が「エーツー」にメモ書きの意図について詳細を尋ねると、担当者はまず「同メッセージは元ネタの詳細も分からないまま使われるほどネット上では普及した『ミーム』なので、分かりやすくメッセージを添えて販売させて頂きました」と説明しつつ、「『ゲーメスト』という雑誌はもともと誤植が多く、語られている話によると、ワープロで仕事をする会社も増えてきた中で同誌は手書き原稿で作業を行なっており、版下会社が写植する際になぐり書きの文章を解読・解釈する必要があったため、大量の誤植が生まれたと言われています」と、大量の誤植が誕生した背景について解説してくれた。


担当者はさらに、「発行当時は格闘ゲーム全盛期ということもあり、ゲームの待ち時間や雑誌の回し読みで誤植は広がりやすかったので、今回のメモ書きは『懐かしさ』と『有名語録』の2つが写真の実物と重なり、ツイート投稿者様やインフルエンサーの方々の目に留まり、大きな反響を呼んだのかと思います」とも分析している。


■その他の号と比較してみると…

なお、他の号の『ゲーメスト』価格相場については、やはり創刊号に近いものほど希少価値となり、相場が上がっていることが判明。担当者は「80年代のゲーム業界資料としての価値が非常に高いです」ともコメントしている。

参考までに、2022年1月時点では「1986年創刊5月号 No.1」の美品価格が29,800円、「1986年7月号 No.2」の美品価格が24,800円とかなり高額である一方、『スーパーファミコン』が発売となり、ゲーム業界が特に盛り上がっていた90年代の号は発行数も多く、有名な誤植が載っていたり人気ゲームの付録ポスターが付いている…といったもの以外は、美品でも600円〜800円と、比較的安価で販売しているそうだ。

また、誤植や付録以外でも価格が上昇するケースもあり、「1988年8月号 No.23」は麻雀ゲーム『スーパーリアル麻雀P II』の「脱衣シーンが掲載されている」という理由でプレミア価格がついているのには、思わず納得である。


■「誤植」が後世に与えた影響

今なお後世に大きな影響を与え続けている『ゲーメスト』の誤植。中にはこちらの魅力に取り憑かれたあまり、ゲーマーとして自身の「プレイヤーネーム」に誤植を冠する人も決して少なくない。

そこで今回は、ザンギを30年間愛用し続けている『ストリートファイター4』シリーズの強豪ザンギ使い・スーパーウリアッ上さん(以下、ウリアッ上さん)に、ザンギ使いから見た「ザンギュラ」「ウリアッ上」誤植の魅力について語ってもらうことに。

ザンギと言えば格ゲーにおける、いわゆる「投げキャラ」の元祖であり、スピードが遅く細やかな動作も苦手な代わりに、爆発力が凄まじい「浪漫の塊」のようなキャラクター。かといって決して「大味一辺倒」というワケでなく、使いこなすには精密かつ繊細なテクニックや緻密な読み合いが求められ、古来より玄人プレイヤーに愛されてきた存在である。

そんなザンギエフに魅せられてきたウリアッ上さんは、件の誤植について「よくぞそのまま、これを世に出してくれたと称賛したい」とベタ褒めしており、「この誤植がなくて普通に『ザンギエフのスーパーラリアット』と正しく表記されていたら、世界の形は今と全く違うものになっていたのではないかと時々思います」と、哲学的且つ、愛を感じさせるコメントを寄せてくれたのだ。

駿河屋

なお、ゲーム雑誌の価格変動について「駿河屋」担当者は「インターネット上では『ゲーメスト』の誤植文自体の掲載は多いですが、どの号に載っているかの詳細は書かれていることが少ないので、今は安いものも今後値段が上がってくるのではないかと予想しています」とも語っていたため、お気に入りの誤植がある号は、大事に取っておいた方が良いかもしれない。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)

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(出典 news.nicovideo.jp)

ゲーメスト』(GAMEST)は、新声社が1986年から1999年まで発行していたゲーム雑誌である。アーケードゲームを専門に扱っており、その専門性の高さから全盛期には売り上げが30万部に達し人気を得ていたが、新声社の倒産と共に廃刊となった。 新声社が当時大手であったビデオゲー
13キロバイト (1,891 語) - 2021年12月31日 (金) 08:49


筆者コメント
笑いましたww
「インド人を右に」は元は「ハンドルを右に」だったんですねww
確かに『インド人』を崩せば『ハンドル』になりますね!!
初めて知りましたwwwwwwww

<このニュースへのネットの反応>

包装に貼るのは草生えるww


理由が分からなきゃこの値段で買わないからな。にしても「インド人を右に」の元ネタ初めて知ったわ。


なんつっても「前号の誤植のお詫びと訂正」ページで誤植したからな。


確かみてみろはいくらだ


ザンギュラのスーパーウリアッ上


マニアが買う...かどうかはワカリマセンが,その号だけ何故か高い理由ってのはありますねぇ


たまに読めないレベルの走り書きをする人がいるけど本当に勘弁してほしい。