News
アトラスが自社の人気RPGをリメイクした「ペルソナ3 リロード」(P3R)の有料ダウンロードコンテンツ(以下、DLC)である「エクスパンションパス」を発表しました。第1弾は3月12日から販売していますが、今後発売する第3弾の内容をめぐり、SNSで「完全版商法」などと話題になっています。
完全版商法はゲーム界隈でよく使われる言葉で、ゲームタイトルを発売した後で、その内容に新規エピソードや新キャラなどの要素を加えた“完全版”を発売することを指します。批判的に用いられることが多いです。
P3Rが批判を受けたのは、DLCで遊べる追加エピソードが、以前のリメイク作品に入っているものだった、ということのようです。だからボクは、今回のP3Rが完全版商法だとは思いませんし、完全版が発売されること自体も悪いことだとは思いません。よりクオリティの高いリメイク作が遊べるのは喜ばしいことです。
問題は、オリジナル版を買った人が「損した!」と感じる場合があることでしょう。
オリジナル版が出てから、そんなに時間が経っていないのに完全版が発売されたり、同じハードで発売されたにも関わらずオリジナル版を買った人への配慮──例えば、追加部分のみを安く販売するなど──が欠けていたりすると、オリジナル版を買った人は損をした気持ちになり、炎上騒動に発展したりするのだと思います。
最近はオリジナル版をアップデートしたり、追加でDLCを配布することが多いので、完全版商法自体が減ってきています。ただ、DLCを提供する場合にも、やはりオリジナル版を遊んだ人への配慮は大切なのではないでしょうか。
ところで、僕自身が完全版商法で痛い目にあったことがあるかというと……実はそうでもないんです。詳しくはマンガを読んでみてください。
●著者紹介:サダタロー
1998年にテレビ番組「トロイの木馬」出演をきっかけに漫画家デビュー。代表作は「ハダカ侍」(講談社、全6巻)、「ルパンチック」(双葉社、1巻)、「コミックくまモン」(朝日新聞出版、既刊7冊)など。現在、熊本日日新聞他で4コマ漫画「くまモン」を連載中。Pixivはsadataro、Twitterは@sadafrecce。
●連載:サダタローのゆるっと漫画劇場
漫画家のサダタローさんが、世界初の電脳編集者「リモたん」と一緒に話題のアレコレについてゆる~く語るまんが連載。たぶん週末に掲載します。連載一覧はこちら。過去の連載はこちらからどうぞ。
登場人物みんな陰キャなゲーム『陰キャラブコメ』“超高速詠唱無敵の唾マシンガン”を攻略できる……(2024年3月16日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース (出典:BIGLOBEニュース) |
|
筆者個人の意見を言えば、全ての内容が収録された状態での販売を望みます。しかし、ゲームをクリアして、しばらく経ってから楽しみを追加してくれるのは、ファンにとって嬉しいことです。DLCばかりなのは飽きてしまいますけどね。
<このニュースへのネットの反応>
もう開き直ってへずまみたいになってきたな
P3Rのエキスパンション以上に真・女神転生5のベンジェンスとかペルソナ5ロイヤルとかの方が悪質だよ 全部アトラスだし値段もお手頃になるわけでもないフルプライス まあ他にもコエテクのウイニングポストっていうちょっとだけアップデートみたいな内容をフルプライス+DLC分毎年買い直しっていう悪魔の所業みたいなことしてるのもあるけど
そら皆揃って動画みて済ませるようになるわな
ガチャと比べたら遥かに安く済むから追加で1万くらいなら別に何も思わないよ
つまり、完全版が出るまでは様子見ですね。
逆に考えるんだ。普通にプレイした後さらに完全版を買ってプレイしたいって思わせるほど魅力あるゲーム作るのってスゴくね?
完全版商法に文句のある人達に一つだけアドバイスしてあげよう。そもそも売れなかったらDLCすら出ん。出してもらえるだけ有り難いと思え。
ただの追加DLCを完全版商法と言ってしまうやつがいるくらいに基準があいまいな言葉だよね。
そりゃDLCプレイしないとストーリーの核心部分に触れることができないならそう言われても仕方ない。フロムはまだ良心的だが…。
コメント
コメントする