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    カテゴリ:ゲーム〔ゲーム原作のコンテンツ〕 > レトロゲーム



    海外ゲーム アルカディアの『機動戦士ガンダム』が何故か今人気になるというナゾ?どんなゲームなのか・・・


     以前、「アルカディア」というレトロゲーム機の実機を用いて行われた、RTA動画を紹介したことがある。

     アルカディアとは海外で販売されていた家庭用ゲーム機を1983年に国内向けとして発売したもので、現在では当時の普及率の低さから知る人ぞ知るレトロゲームだ。

    【アルカディア】機動戦士ガンダムRTA 2分55秒75【VOICEROID実況】

     動画はレトロゲーム実況を多く投稿するココアとささみさんによるもので、アルカディア用として発売された『機動戦士ガンダム』のRTAに挑戦している。

     このRTAは先の通り実機で行われており、「追走者を待つ」と締めくくられたものの、プレイ環境を整えること自体が容易ではないため、2020年9月の投稿以来、一発ネタのRTAとして受け取られていたのだが……。

     この2022年の5月、実機を用意してRTA挑戦する追走者がふたりも現れ、まさかのタイムの更新合戦が行われた。

     今回は突如、局所的な盛り上がりを見せた、アルカディアの『機動戦士ガンダム』RTA動画をご紹介する。

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    アルカディア実機で行われた『機動戦士ガンダム』RTA

     5月に局所的な盛り上がりを見せたアルカディア版『機動戦士ガンダム』RTAだが、まずは本作のシステムと、RTAのレギュレーションについて確認しよう。

     本作はアニメ『機動戦士ガンダム』初のコンシューマー向けシューティングゲーム。

     1面と2面が実装されており、それぞれ敵を倒しながら一定のポイントに達するとステージクリア。2面をクリアすると1面に戻るループ仕様だ。

     本RTAは、ココアとささみさんによってレギュレーションが定められており、ゲーム開始時から2面クリア後のループまでのタイムを計測。

     2020年に投稿された動画では1983年発売の実機でプレイするということで、操作感に多少の問題はあったものの、2分55秒という記録が残されている。

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    追走者2名によるタイム更新合戦。1分36秒まで短縮

     恐らく世界で初めてアルカディアの実機を用いた『機動戦士ガンダム』のRTAでは、前述の通り追走者を歓迎していたものの、収録環境を整えるハードルの高さなどが指摘されていた。

     実際、しばらくの間は追走者どころかアルカディアの実機を持ち出すものすら現れていない。

     しかし、投稿から1年半以上が経過した4月22日に事態が一変。アルカディアの実機を購入し、収録環境を整えたねなしさんが、本作の実況プレイ動画を投稿したのだ。

     アルカディアを実況する新たな動画に視聴者は驚愕する一方で、これ以上ないチャンスを逃すものかと「RTAもしろ」といったコメントが寄せられている。

     この要望に応え、ねなしさんは5月2日にRTAを投稿。

     画質の悪さや点滅の多さに苦しめられたものの、2分6秒とタイムを大幅に短縮し、さらなるタイム短縮は未知なる追走者に託した。

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    ふたり目の追走者エマの圧倒的な走り

     第一走から追いかけている視聴者にとっては、ねなしさんが現れただけでも驚きなのだが、2週間が経過した5月16日にはふたり目の追走者、エマさんが現れる。

     ふたりの先駆者に続くエマさんの走りは圧倒的。

     より効率化された動きでタイムを縮めただけでなく、エマさん自身が5月21日に自ら再走し、ギリギリを攻めたテクニックによりタイムは1分37秒まで短縮された。

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    1秒以下のタイム短縮。最後の更新合戦

     まさかの追走者に驚かされた本RTAも、5月29日には5月最後の更新合戦が行われた。

     0時にはエマさんの記録から1秒ほどのタイム短縮を狙う、ねなしさんの動画が投稿。

     惜しくも1秒以下の短縮となったものの、見事記録を更新。自身の記録から29秒更新したことで満足した、とコメントを残している。

     一方の、エマさんは同日19時に新たな動画を投稿。更新箇所は2面にしかないと言うほどにタイムを詰め、1分36秒53を記録した。

     ココアとささみさんから始まったアルカディア版『機動戦士ガンダム』のRTAは、ねなしさんとエマさんによる更新合戦により1分以上短縮。

     ねなしさんは29日時点では再走しない考えを示しているため、5月に局所的な盛り上がりを見せた本RTAも一旦の落ち着きを見せそうだ。


     ひとつの区切りを見せた本RTAだが、ねなしさんとエマさんはアルカディアの実機を用意しているため、RTAだけでなく今後行われるであろうアルカディアの実機プレイにも注目したい。

    文/富士脇 水面

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    (出典 news.nicovideo.jp)

    アルカディア(Arcadia)は、1983年に日本で発売された家庭用ゲーム機。日本でバンダイ・アルカディアとして、アメリカではEmerson Arcadia 2001として、ドイツではHanimex HMG 2650として知られ、多数の互換機が存在する。 世界中でまったく別の会社からまったく別の名
    15キロバイト (1,609 語) - 2022年1月15日 (土) 04:30


    (筆者コメント)
    正直、これまで私はこのゲームを・・と言うかアルカディアというゲーム機事態を知りませんでした。まぁ海外のゲームなので当然と言っちゃ当然ですが、当時は日本でも流行っているゲームがたくさんあったのでこれは見向きもされなかったんでしょうね。しかしレトロ好きが多い今になって注目が集まっています。内容はインベーダーゲームのようんで単純と言うか長くは続かないような内容ですww
    しかし、レトロ好きにはたまらない一品なんでしょうね。

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    【漫画】ファミコンブームで子どもが勉強しなかったのでゲーム機捨てました→共感


     勉強もお手伝いもせずにファミコンで遊んでばかりいたら、本体を母親に隠されてしまった――。それほどまで夢中だった思い出を描く漫画が、Twitterで共感を呼んでいます。

    【画像】漫画を読む

     漫画家の仲曽良ハミさんが、Twitterとブログで展開している『しなのんちのいくる』シリーズの一編。主人公の男の子は宿題もお風呂掃除もほったらかして遊んでいた結果、ファミコンをお母さんに取り上げられてしまいました。

     母親はファミコンを捨てたと荒ぶっていますが、主人公・いくるは「どこかに隠したに違いない」と推理。親のいぬ間に押し入れや机を漁りますが、いくら探せど見つかりません。

     ちょうど帰ってきた母親の「出てくるわけないでしょ捨てたんだから……」の言葉に、いくるは激高。つい「母さんのクソバ……」と言いかけてしまいます。

     しかし、言い切る前に父親のゲンコツが一閃。「誰がクソだ母さんに謝れ」と叱られて、主人公は母親に深く謝ります。

     反省の様子を見て、両親も主人公を許す気に。車のトランクに隠していたファミコンを取り出しながら、「先に宿題やれよ」とさとすのでした。隠し方がガチすぎる……。

     漫画にはファミコンブーム当時を懐かしむ声が多数。「うちはよくACアダプターだけ隠された」「父の職場に持っていかれた」「米びつの中に隠された」などと、親との攻防を思い出す人も多いようです。

     そんな『しなのんちのいくる』は、6月23日に単行本化を予定。いくると姉のしなのを中心に、昭和後期のノスタルジックなエピソードの数々が収録されます。

    作品提供:仲曽良ハミさん

    昭和末期から平成初期にかけて、全国で発生したと思われる親子の攻防


    (出典 news.nicovideo.jp)

    ファミリーコンピュータ(Family Computer)は、任天堂より1983年7月15日に発売された家庭用ゲーム機。日本国内での略称・略記はファミコン(Famicom)、FC。当時の発売価格は14,800円。 携帯型ゲーム機のゲーム&ウオッチを国内外で発売し40億円の利益を出して事業を成功させた任
    117キロバイト (15,449 語) - 2022年5月26日 (木) 12:11


    (筆者コメント)
    これで本当に捨てていたら本気で嫌われていたでしょうが、「依存してはいけません」という母の愛を感じますね。私も昔、ゲームに夢中で勉強をしなかった時期がありましたが母は声がデカく、何かコワかったのですぐにゲームは止めて宿題してましたねww
    𠮟り方は家庭それぞれですね。

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    任天堂スイッチオンライン『レトロゲーム』やってみたがオススメってなに?


    Nintendo Switch Online (カテゴリ オンラインゲームサービス)
    Switch Online(ニンテンドースイッチオンライン)は、「Nintendo Switch」ファミリーの有料オンラインサービスである。ニンテンドーWi-Fiコネクションとニンテンドーネットワークの後継インターネットサービスで、任天堂の第3世代オンラインサービスにあたる。 Nintendo Switch
    22キロバイト (2,388 語) - 2022年4月22日 (金) 13:58
    (筆者コメント)
    懐かしのゲームが1つの機械で遊べる喜び!昔では有り得なかったことも今では可能になって大人も子どもも夢中に!益々Switchの売上アップだぞ?さて、その中でもおすすめのゲームは何かスレでまとめてみました。


    スレはここから↓

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    ファミコン直撃世代が最も『ゲームの発展』という変化を見てきている!←この記事が不評ww


    画像はイメージ

    ゲーム機の発展は、まさに日進月歩である。1983年に任天堂からファミリーコンピュータ、いわゆるファミコンが発売されて一気に進化のスピードが早まった感がある。

    ゲームハードの開発競争は今も続いているし、こうした切磋琢磨があって、ゲームというカテゴリは今日に至るまで発展を続けている。今日は、そのゲームの進化についての話をしていきたい。(文:松本ミゾレ)

    「初代マリオ発売年に生まれる。2Dから3Dへの進化を体験」

    先日、5ちゃんねるに「1985年生まれとかいうゲームの進化を最も体験してきた選ばれし世代」というスレッドが立っていた。スレ主は1985年生まれのようで、なぜ自分たちがそういう世代となるのか、その理由を書き込んでいる。

    「初代マリオ発売年に生まれる。ドラクエFFを全盛期に遊ぶ。初代ポケモン世代。2Dから3Dへの進化を体験。プレステの誕生から全盛期に直面する」

    と、こんな具合。『スーパーマリオブラザーズ』は1985年9月発売なので、僕などは「リアルタイムの衝撃知らないじゃん」って気になっちゃうけど、生まれ年が同じことに意義があるということなんだろう。

    しかし、そのほかの主張についてはおおむね賛同できるところかな。ちなみに僕は1984年生まれなので、スレ主とはほぼ同世代だ。やっぱり『ドラゴンクエスト』シリーズや『ファイナルファンタジー』シリーズへの思い入れは、ファミコン、スーファミ、プレステとハードを跨いで遊んだこともあって一際強い。

    2Dも良かったが、ポリゴンで表現された3Dなんて最初に見た時は衝撃をおぼえたし。ポケモンに関しては、個人的には「今更ドット絵かぁ」と携帯型ハードを侮っていた嫌な子供だったのもあって、全然ハマらなかったけど、関連グッズは当時山ほど発売されていた。

    ポケモンシールがおまけについたパンか何かをよくばあちゃんが買ってきて、ポッポのシールばかりダブっててタンスに貼りまくってた記憶もある。ただ、初代ファミコンの大活躍していた時期はまだゲームで遊ぶには子ども過ぎたのが1985年生まれだろうから、そういう意味ではゲームの進化の最初期を知らない世代だと感じる。

    僕としては、最低限1980年生まれぐらいのほうが、もっとスレ主が提示した進化をリアルタイムで目撃し、衝撃をおぼえたんじゃないかと予想するところだ。

    「ファミコン前を知らないとファミコンの進化を体験できない」という声も

    もっとも、5ちゃんねるには、もっと上の世代の暇なおっさんたちも多く書き込みをしている。スレッドにはスレ主に対しての反論も多い。ちょっと引用していこう。

    「そりゃファミコンあるにはあるけど(スレ主の年齢では)進化を最も体験出来ないだろ」

    「ファミコン前を知らないとファミコンの進化を体験できないだろうに」

    「進化を最も経験してきた選ばれし世代って60歳くらいから上じゃないのか? 

    インベーダーブームからのアーケード、ゲームウォッチ、ファミコンなどの各種家庭用ゲーム機の登場。平行して8bit~16bitPC、携帯ゲーム機の登場とポケモン、PS/SS登場……って感じで」

    「75年産まれだけどまさにゲームの進化と共にしてきた感あるな。喫茶店のインベーダーはちょっと難し過ぎたけど」

    このように、ファミコン以前のゲーム事情を今も記憶している人たちの書き込みって結構多い。やっぱり5ちゃんねるっておっさんの巣窟だ。

    僕も古い喫茶店でインベーダーゲームの筐体は見たことがあるが、遊んだことはなかった。

    正式名称『スペースインベーダー』は1978年8月に稼働スタートしたというから、これも結構昔のことのように思える。今思えば、一度ぐらい遊んでみれば良かったなぁ。

    初代ファミコン以前のゲーム事情を知らないのが、1985年生まれの世代。それ以前にもインベーダーゲームなどのアーケード用の筐体のヒット作やブームもあったし、古典的だが面白いテーブルトークRPGも存在していた。

    でも1980年代中盤生まれって、初代ファミコン以降の家庭用ハードに限定した場合は、割と初期の頃からゲームの進化をある程度目撃することの出来た貴重な体験者という位置づけにはなるはず。

    やっぱり僕なんかも、『ファイナルファンタジーVII』での、マップの奥にクラウドを移動させるとポリゴンが小さくなり、手前に移動させると大きくなるという衝撃は、今も忘れられない。あの衝撃をおぼえることが出来たのは、ファミコン、スーファミでは2Dでの表現が当たり前だったからに他ならないわけだし。

    もっとも、現状に至るまでのゲームの進化だって、俯瞰で見れば通過点にしか過ぎないんだろうなぁ。VR技術を応用したゲームなんて伸びしろも凄いだろうし。

    それこそ、今年生まれた子供が、30年以上先の未来で、匿名掲示板に「2020年生まれとかいうゲームの進化を最も体験してきた選ばれし世代」というスレッドを立てていても全然不思議ではない。

    「1985年生まれが、最もゲームの進化を体感できた世代」という説 言われてみれば確かにそうかも


    (出典 news.nicovideo.jp)

    ファミリーコンピュータ(Family Computer)は、任天堂より1983年7月15日に発売された家庭用ゲーム機。日本国内での略称・略記はファミコン(Famicom)、FC。当時の発売価格は14,800円。 携帯型ゲーム機のゲーム&ウオッチを国内外で発売し40億円の利益を出して事業を成功させた任
    117キロバイト (15,351 語) - 2022年4月28日 (木) 12:24


    (筆者コメント)
    私はファミコンより少し後の世代ですが、あのゲームは遊び尽くしましたね。確かにファミコン以降、ゲーム関連の企業同士の競い合いが激しくなりドンドンゲームのクオリティが高まりました。現在に至るまでグラフィックも機能性もかなり発展しています。PS5なんてほぼ実写ですしね。

    <このニュースへのネットの反応>

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    心に残る懐かしのゲーム『ファイアーエムブレム』32周年!シリーズをまとめて振り返るのだ。


     2022年4月20日(水)、『ファイアーエムブレム』シリーズが32周年を迎える。 

     記念すべきシリーズ第1作は、ファミリーコンピュータ(以下、ファミコン)向けに1990年4月20日に発売された『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』(以下、暗黒竜と光の剣)だ。「アリティア王国」の王子「マルス」を主人公としたシミュレーションRPGで、味方ユニットの「クラスチェンジ」や特定のユニット3体で囲むと発生する「トライアングルアタック」などの要素はこの初代作から採用されている。

     また、それまでのシミュレーションゲームでは「駒」にすぎなかったユニットを個性あるキャラクターとし、ひとりひとりに感情移入するといった楽しみを創造。そして死亡してしまったキャラクターは復活できない、という原則が仲間の重みを強く感じさせ「ユニットを失わずにクリアするにはどうしたらいいか」など、新たな戦略性を作りあげることに成功した。

    ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣
    (画像は『ファイアーエムブレム』シリーズ公式サイトより)

     第2作は、同じくファミコン向けに1992年3月14日発売の『ファイアーエムブレム 外伝』。ストーリー面において前作との直接的なつながりはないが、世界設定や年代は共有している。

     ワールドマップを自由に移動し、敵と遭遇すると戦闘に移行するというシステムを採用。戦闘マップ以外にも村や修道院、神殿といったロケーションが用意されていた。ほかのシリーズ作品と異なり資金の概念がなく、武器の使用回数制限も存在しない。

    ファイアーエムブレム 外伝
    (画像は『ファイアーエムブレム』シリーズ公式サイトより)

     続いて1994年1月21日に、『ファイアーエムブレム 紋章の謎』(以下、紋章の謎)が発売された。シリーズではじめてスーパーファミコンに向けて展開したタイトルであり、『暗黒竜と光の剣』のリファインとなる「暗黒戦争編」と、その続編となる「英雄戦争編」の二部構成の作品である。

     システム面では命中率や回避率などが上がる支援効果が導入され、より戦略の幅が広げられた。行動を終了したユニットを再行動させる「踊り子」など、新職業も複数登場している。

    ファイアーエムブレム 紋章の謎
    (画像は『ファイアーエムブレム』シリーズ公式サイトより)

     2年ほどの時を経た1996年5月14日、同じくスーパーファミコン向けに『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』(以下、 聖戦の系譜)が発売。4作目にして世界設定を一新し、主人公は「シグルド」に。国家間における戦争が物語の中心となっている。

     ユニット同士の好感度が上がることで発生する結婚イベントや、子ども世代のユニットが変化する恋愛システムなど、のちのシリーズに影響を与えた要素が多数搭載された。ユニットの個性を際立たせるスキルシステムや武器の三すくみ、騎馬ユニットの再移動なども、本作ではじめて実装された仕様である。

    ファイアーエムブレム 聖戦の系譜
    (画像は『ファイアーエムブレム』シリーズ公式サイトより)

     1999年9月1日には最後のスーパーファミコン向け作品として『ファイアーエムブレム トラキア776』がリリース。前作『 聖戦の系譜』の外伝作品にあたるが、シナリオ進行には異なる部分もある。

     システム面では「体格」のパラメータがはじめて登場。高いユニットほど重い武器を扱いやすく、「かつぐ」、「捕獲」といったアクションも可能となった。一定確率で行動済みのユニットが再度動ける「再行動」や蓄積すると出撃不能に陥ってしまう「疲労」など、本作特有のシステムも見られる。

    ファイアーエムブレム トラキア 776
    (画像は『ファイアーエムブレム』シリーズ公式サイトより)

     その後、ハードウェアがゲームボーイアドバンスへと変わり、2002年3月29日に『ファイアーエムブレム 封印の剣』が登場した。主人公は、のちに『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズにも登場する「ロイ」。シリーズで初めて携帯機向けに発売された作品でもある。

     『聖戦の系譜』の支援効果システムをアレンジした「支援会話システム」が特徴で、キャラクター同士の絆の深まりがゲームプレイの中でより感じやすくなった。支援会話イベントでは彼らの意外な一面を見る機会も生まれるほか、ユニット同士の好感度はエピローグにも変化を与えていく。

    ファイアーエムブレム 封印の剣
    (画像は『ファイアーエムブレム』シリーズ公式サイトより)

     続いて2003年4月25日に、同じくゲームボーイアドバンス向けに発売されたのが『ファイアーエムブレム 烈火の剣』。前作の20年前を舞台に、少女剣士「リン」とロイの父親である「エリウッド」が主人公として登場した。

     今作ではプレイヤー自身の分身が「軍師」としてゲーム中に登場し、主人公たちの戦いを補佐することができる。誕生日や血液型といった簡単なプロフィールを登録でき、それらに依存して属性が決定。同属性のキャラクターにはプレイヤーの戦績に応じたボーナスがつくといった特典が用意されていた。

    ファイアーエムブレム 烈火の剣
    (画像は『ファイアーエムブレム』シリーズ公式サイトより)

     2004年10月7日には、最後のゲームボーイアドバンス向け作品『ファイアーエムブレム 聖魔の光石』が発売。ストーリー的には他作品と直接の関係性はなく、北欧神話風の雰囲気を放つ作品である。「エフラム」と「エイリーク」のふたりから主人公を選び、その選択によって物語が分岐する。

     上位クラスにクラスチェンジする際、2種類の兵種から選ぶことができるようになり、より幅広い戦略を実現した。くわえて、何度でも敵と戦える「エクストラマップ」によってユニットのレベル上げが好きなだけ行えるため、育成の自由度が高い。

    ファイアーエムブレム 聖魔の光石
    (画像は『ファイアーエムブレム』シリーズ公式サイトより)

     半年ほどの時間を空けて、ゲームキューブ向けに『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』(以下、蒼炎の軌跡)が2005年4月20日に発売された。よりスペックの向上した据え置き型ハードの作品ということもあり、3Dグラフィックや声優の起用など、シリーズで初の試みも数多く行われている。

     命中と回避に補正のかかる「バイオリズム」といった新システムにくわえ、「獣牙族」、「鳥翼族」、「竜鱗族」といった新ユニットが導入。さらに『聖戦の系譜』などで好評だったスキルシステムがリメイクがされて復活、敵味方を問わず1マス分押し出す「体当たり」コマンドなども実装された。

    ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡
    (画像は『ファイアーエムブレム』シリーズ公式サイトより)

     そして2007年2月22日、Wii向けに『ファイアーエムブレム 暁の女神』が登場。『蒼炎の軌跡』の直接の続編であり、システム面でも同作をベースとしている。物語は4部構成となっており、複数の主人公の視点で物語を進めていく。

     「バイオリズム」システムはステータスの変動の幅が広がり、スキルの発動率などにも影響するようになったため存在感が増している。スキルシステムは自由に着脱ができるようになり、複数のユニットにスキルを使いまわすことが可能となった。

    ファイアーエムブレム 暁の女神
    (画像は『ファイアーエムブレム』シリーズ公式サイトより)

     2008年8月7日、初のニンテンドーDS(以下、DS)向け作品として『ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣』(以下、新・暗黒竜と光の剣)が登場。タイトルの通りシリーズ第1作『暗黒竜と光の剣』のリメイク版であり、『紋章の謎』では削除されてしまっていたキャラクターやステージも復活。「序章」や「外伝」などの新マップも多数追加され、初心者にもやさしいデザインになっている。

     クラスチェンジ以外で兵種自体を変更したり、章攻略の途中でのセーブが可能になったりと、新たなシステムも複数導入。また、Wi-Fiコネクションを用いてほかのプレイヤーから味方ユニットをレンタルしたり、通信対戦を行ったりというオンライン要素も取り入れられた。

    ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣
    (画像は『ファイアーエムブレム』シリーズ公式サイトより)

     続いて2010年7月15日には『ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 〜光と影の英雄〜』が発売された。『紋章の謎』の第2部をリニューアルした内容で、プレイヤーキャラクターとして名前や性別を自由にカスタマイズできる「マイユニット」が登場している。

     シリーズとしては初めて戦闘不能になったキャラクターが復活する「カジュアルモード」を搭載。モード選択とは別に難易度も4段階にわたって用意されており、好みのプレイスタイルにあわせて調整できる。

     さらに、1997年にスーパーファミコン向けの衛星データ放送「サテラビュー」にて放送された『BSファイアーエムブレム アカネイア戦記』『新・アカネイア戦記』としてプレイ可能に。『新・暗黒竜と光の剣』の前日譚を楽しむことができた。

    ファイアーエムブレム 新・紋章の謎名 ~光と影の英雄~
    (画像は『ファイアーエムブレム』シリーズ公式サイトより)

     2012年4月19日、ハードウェアはニンテンドー3DS(以下、3DS)に移り『ファイアーエムブレム 覚醒』がリリース。フリーマップやスキル、マイユニットなど、過去の作品で好評を博した要素を積極的に取り込んだ作品だ。

     初の要素としては、ユニット同士を隣接、または同一マスに入れることで特殊な連携が発動する「デュアル」システムを搭載。常にデュアル状態になれる「ダブル」を活用することで、ユニットの移動力の低さを補ったり、成長しきっていない弱い仲間を安全に育成するなどといった戦略が生まれた。

    ファイアーエムブレム 覚醒
    (画像は『ファイアーエムブレム』シリーズ公式サイトより)

     3年ほどの月日を経た2015年6月25日、同じく3DS向けに『ファイアーエムブレム if 白夜王国/暗夜王国』が発売。大型追加コンテンツとして配信された「インビジブルキングダム」をあわせた3本で構成された作品だ。

     「if」(もしも)の名の示す通り、プレイヤーの選択によってシナリオやマップ、キャラクターの異なる物語が展開。拠点となる「マイキャッスル」にはさまざまな施設が設置でき、すれちがい通信やインターネット通信を利用してほかのプレイヤーと交流を行うこともできた。

     戦闘システムにはユニットふたりで力を合わせて戦う「攻陣」、「防陣」や、主人公をふくむ王族ユニットによってマップの地形を変化させられる「竜脈」といった要素が導入されている。

    ファイアーエムブレム if
    (画像は『ファイアーエムブレム』シリーズ公式サイトより)

     このほか3DSに向けては、2017年4月20日に『ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王』が登場。ファミコン向けの『ファイアーエムブレム 外伝』をベースにストーリーを大幅に強化したリメイク作品となる。

     「amiibo」によって特別なダンジョンに挑戦が可能なほか、成長したキャラクターのステータスをamiiboに書き込み、特殊な「幻影兵士」を召喚することもできる。のちにダウンロードコンテンツによって、通常の最高職より上の「オーバークラス」へとクラスチェンジが可能になった。

    ファイアーエムブレム ヒーローズ
    (画像は『ファイアーエムブレム』シリーズ公式サイトより)

     少し時期をさかのぼり、2017年2月2日には初のスマートフォン向けアプリである『ファイアーエムブレム ヒーローズ』が配信開始した。シリーズの人気キャラクターが英雄として多数登場し、彼らを率いて戦いに挑む。

     スマートフォン向けということもありマップはコンパクトにまとめられながらも、地形要素や兵種、支援といったシリーズおなじみの要素はそろえられ、戦略や駆け引きを存分に味わえる。「闘技場」や「飛空城」といったコンテンツでは、ほかのプレイヤーが編成したチームと戦う対戦要素も用意されている。

    ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王
    (画像は『ファイアーエムブレム』シリーズ公式サイトより)

     このほかアトラスが手がけた『幻影異聞録♯FE』シリーズやコーエーテクモゲームスとコラボレーションした『ファイアーエムブレム無双』、カードゲーム『TCGファイアーエムブレム0(サイファ)』といった作品も展開されてきた。

    幻影異聞録#FE Encore
    (画像は『ファイアーエムブレム』シリーズ公式サイトより)

     そして、記事執筆時点での最新作『ファイアーエムブレム 風花雪月』(以下、風花雪月)がNintendo Switch向けに2019年7月26日に発売。プレイヤーは3つの大国の中央に位置する士官学校の教師となり、個性豊かな生徒たちを導いていく。

    ファイアーエムブレム 風花雪月
    (画像は『ファイアーエムブレム』シリーズ公式サイトより)

     第1部でどの学級を担任するかを選ぶことで第2部の物語は3つに分岐するという、プレイヤーの選択で未来が変わるシステムが特徴。2019年に任天堂から発表された「平均プレイ時間が長かったゲーム30本」にも登場し、そのやり込みがいを証明している。

     また、6月24日(金)には『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』が発売予定。そちらには『風花雪月』の主人公が宿敵・灰色の悪魔として登場するという。

     30年以上の月日の中で、さまざまな要素を取り入れ進化し続けてきた『ファイアーエムブレム』シリーズ。「戦略性」を軸に据えつつ、ひとりひとりのキャラクターを人物として描ことでプレイヤーの共感や感情移入を誘う、単なるシミュレーションRPGに終わらない新たな楽しみを生み出した。32周年を迎えたシリーズの今後にも期待したい。

    『ファイアーエムブレム』シリーズ公式サイトはこちら


    (出典 news.nicovideo.jp)

    ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣#その他の話題 - 日本国外版の追加要素 「ファイーエムブレム」・「ファイアーエブレム」・「ファイーエブレム」と表記するのは誤りだが、商標は取得している。 ※略称の意味:FC=ファミリーコンピュータ、SFC=スーパーファミコン、GBA=ゲームボーイア
    95キロバイト (13,986 語) - 2022年2月19日 (土) 00:57


    (筆者コメント)
    当時、まだ小さかった私は小さいなりに何かをこのゲームから学んだ!「人を殺してなぜ英雄と呼ばれるか?」てとこなぜか考えさせられました。
    ファミコン時代にやった私の感想ですが、間違いなく良作です。

    32周年おめでとうございます!!!

    <このニュースへのネットの反応>

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