この記事では、ガープの身内に共通する出来事やコビーの今後についての考察を述べている。

参考程度に見て頂けるとありがたい。



ガープの身内に共通する出来事
海軍本部ガープ中将の弟子がクザン（青雉）であることが明かされたが、そのクザンが敵として目の前に立ちはだかってしまった。

ここで疑問を感じたのが、ガープは海軍にとって強敵になる者を育てているということだ！

もちろん本人は最初から「立派な海兵に育てる」を目標としてやって来ただろうが、
息子のドラゴンは革命軍リーダー、孫のルフィは今や四皇の海賊、ルフィと共に修行させたエースも海賊、同じく修行させていたサボも革命軍No.2、そして一番弟子のクザンも四皇幹部になっている。

いつもガープの横にいたハットの剣士ボガードは不明ですが、コビーやヘルメッポも今後どうなるか分からない。

ガープが稽古を付けた者のほとんどが影響力のある存在になっていることは間違いないが、彼の身内がみんな海軍の敵になっていることから、海軍では自由に自分の意志（正義）を貫けないと判断してのことだろう。



コビーの今後
筆者は、いずれコビーも海兵を止めると考えている。

現にコビーは過去にこんなセリフを吐いている。


出典 ONE PIECE 尾田栄一郎／集英社

自分の理想とする海軍（正義）ではないことから、モーガンのやり方を全否定して吐いたセリフだ。
コビーにも海兵としての理想があり、貫きたい正義があるのだろう。

上の命令によっては、ひとつの「正義」の為に民間人を犠牲にすることがある海軍、基本的に上の命令なしに行動は出来ない！

例えるならば、四皇格の海賊たちに苦しめられている民間人がいたとしよう。しかし、四皇の海賊とやり合うには上の許可（この場合は元帥）がいる。その応答を待っている間にも民間人は苦しみ、助けられない人も出て来る。

人一倍、正義感の強いコビーは許可が下りなくとも真っ先に助けに行くだろう！機密特殊部隊『SWORD』に入ったのも自分の判断で行動できるからだと考える。

ONE PIECEのキャラクターとして登場する海兵にもまっとうな正義を背負う者もいる。
ザっと思いつくのは、ガープ、藤虎、Tボーン、スモーカー、たしぎ、コビーなどだが、命令よりも民間人のことを優先して行動できる海兵だ。

ガープ、藤虎、スモーカーは既に政府のやり方に反抗的な態度を示しており、庶民育ちの彼らはどこか世界政府のやり方に疑問を抱いている。彼らの中からまた海軍脱退を考える者が現れるかも知れない。


世界では、大きく時代が変わり始めた！
四皇・七武海・海軍本部の均衡が崩れたり、海兵が狩られる立場になったり、謎の人物イムの存在が明かされたり、いつ世界を巻き込む戦争が起こってもおかしくない状態だ！


そんな中で、コビーにもいつか大きな選択を迫られる時が来ると確信している。
まだ確定ではないが、ガープはコビーたちを逃がすために１人犠牲になるだろう。

ガープの死を切っ掛けに自分の無力さを実感し、海兵としての在り方を考えるようになるであろうコビー。しばらくは「海軍の英雄」として活躍するもゼファーやクザンのように今の海軍に正義はないと感じると、ガープの意思を継ぎつつ自由の道へ！（ガープの言う「海軍の英雄」は上の命令を聞く「イエスマン」ではなく、反抗してでも自分の意志を貫く正義を意味する）

自分にとっての「正義」がどうあるべきか？悩んだ末、コビーは旅をして世界を観てみることに・・・
そして『麦わらの一味』と再会して、参謀として共にラフテルを目指す！！（FILM REDでの一味を上手く指揮するコビーの参謀っぷりは見事だった）