チェンソーマン作者、読者に描写を指摘されて一部変更させられる!

 少年ジャンプ+編集部が、藤本タツキさんによる読み切り漫画『ルックバック』の一部表現の修正を発表しました。「ジャンプ+」上では既に修正版が配信中です。

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 『チェンソーマン』で知られる藤本さんによる、7月19日公開の読み切り作品。同作はその内容のセンセーショナルさから、公開直後にはTwitterトレンド1位を記録。これまでに閲覧数500万以上を記録するなど、大きな評判となっていました。しかし作中の一部表現を巡り、特定の精神疾患を持つ人への差別を助長するのではないかとの批判も見られ、議論を呼んでいました。

 今回修正されたのは、作中の殺人犯まわりの描写。修正前は、犯人が自分の作品を盗作されたと訴え、幻聴や被害妄想により凶行に及んだかのように描写されていました。修正版ではこうした描写が差し替えられ、より無差別な通り魔殺人として描かれています。

 当初の描写に対しては、同作をラジオ番組で好意的に取り上げた評論家荻上チキさんが「特定の精神疾患群に対して、『対話不能な凶悪犯罪者』であるというステレオタイプ的な読解を生み、補強しうるというのは、その通りだと思います」と補足する文章をWeb上で公開したほか、精神科医の斎藤環さんが「私は本作の出版を、2021年の漫画史に刻まれるべき悦ばしい出来事として記憶にとどめたい。だからこそ、紙媒体での出版に際しては、アンチスティグマのための配慮を強く求めたい」と、意見を表明する動きなどもありました。

 少年ジャンプ+編集部は今回の修正について、「作品内に不適切な表現があるとの指摘を読者の方からいただきました。熟慮の結果、作中の描写が偏見や差別の助長につながることは避けたいと考え、一部修正しました」と説明しています。

 『ルックバック』は9月3日に単行本が発売予定です。

ジャンプ+『ルックバック』配信ページより


(出典 news.nicovideo.jp)

ルックバック』は、藤本タツキによる日本の漫画作品。『少年ジャンプ+』(集英社)にて2021年7月19日に公開された、全143ページからなる長編読み切りである。小学生4年生の藤野と、同校に在籍する不登校の京本の、漫画を描く女子2人の人生が描かれている。 藤野は学年新聞で4コマ漫画を連載し、周囲から絶
14キロバイト (1,954 語) - 2021年8月3日 (火) 07:33


筆者コメント
藤本タツキさんの漫画は私もとても好きです!当然アンチや指摘もあるでしょう。でも漫画って何でも表現できるから楽しい訳じゃないですか?そういう指摘を真に受けて修正してちゃドンドンつまらない物になると思うんです。屈してほしくなかったです。本当にダメなものは編集の時点でアウトになります。指摘されて修正ばっかりしてたら本当につまらなくなるよ?
ゾウさんをしなくなった「クレヨンしんちゃん」みたいにね・・・


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