政治系YouTuber KAZUYA 明るく、面白く毒を吐く!レジ袋有料化、「環境」のためなのか?金のため?

チャンネル登録者数は70万人を超える、人気政治系ユーチューバーのKAZUYA。政治的スタンスは「ライトライト」(軽い右寄り)を自認する。日本の未来に光をともすべく、難解な政治ニュース社会問題を軽やかに、明るく、面白く斬る!

「環境」を持ち出せば何でもアリなのか。環境省が日本を壊す危険性

 先日、コーヒーを買うため久しぶりにスターバックスへふらりと寄ってみました。

 それなりに歩いたので、外は寒いですが体が熱くアイスコーヒーを注文したところ、出てきたモノに何やら違和感を覚えます。容器が以前と違うのです。

 冷たい飲み物は涼しさを演出する意味合いもあるでしょうが、透明プラスチックの容器で提供されていました。しかし昨今の脱プラの動きから紙の容器に替わり、ストローもなく蓋と飲み口が一体型になった、ホットコーヒーと同様の形態での提供に2月半ばから変わったということです。スターバックスは国内で年間約6100万杯分のプラスチックカップの削減効果を見込んでいるとのこと。ものすごい数です。

「本当に面倒」なレジ袋有料化



 世間ではすっかり脱プラスチックの空気ができあがっています。

 その勢いで昨年7月、政府は小売店でのレジ袋有料化踏み切りました。企業が企業努力として環境への配慮で脱プラを進め、それを政府が支援するならまだしも、政府が有料化という規制をつくって強制的にやらざるを得ない「空気」をつくっていくのはどうなのでしょう。一言で言うと「めんどくせー」です。

 有料化以降問題になっているのは、マイバッグを利用した万引です。会計しているのかしていないのか見分けがつきにくく、小売店は対応に苦慮しています。また有料化によって店側の案内も増えることになります。「レジ袋有料ですがおつけしますか?」→客の返答となるので、これまでなかった微妙な時間を店員も客も両方取られてしまいます。

 国民の意識を啓発するにしたって、細かい手間が増えるだけで本当に面倒です。

プラスチックスプーンフォークまで有料化へ

 政府はさらに小さいところに目を向けてプラスチックスプーンフォークまで有料化に踏み切ろうとしています。3月9日プラスチックの削減やリサイクルを促進させる「プラスチック資源循環促進法案」を閣議決定したのです。

 早ければ来年にもコンビニ等の小売店で有料化になる見込みとなっています。一言で言うと「しょーもな」です。

 百歩譲ってマイバッグは折りたためるので、カバンに忍ばせてもいいですが、有料になったところでさすがにマイフォークやマイスプーンを持ち歩くことはないでしょう……。マイボトルならば飲み物の温度をキープできておいしい時間が長くなりますから、個人的にも夏場は特に愛用しています。

 一方で自分のスプーンを持ち歩いたところでおいしく食べられるわけではありませんし、何より洗うのが面倒なので手間が増えるだけです。小さなことからコツコツもいいですが、プラスチックを減らすとか海洋流出を減らすというなら目のつけどころがズレていないでしょうか?

海洋流出は確かに懸念としてあるが……

 海洋流出は確かに懸念としてあります。海洋生物への悪影響だけでなく、その辺の海に漂着することで単純に景観も悪くなります。

 環境省は「海洋ごみをめぐる最近の動向」という資料を’18年にまとめています。この中に「我が国での漂着ごみ調査結果」でプラスチック類の漂着ごみをまとめており、レジ袋は容量でいえば全体の0.3%しかありません。ストローフォークスプーンナイフマドラーはひとまとめにして0.5%です。

 容量が大きいのは、漁網・ロープ・ブイ等の漁業関連のゴミです。これらを合わせると全体の半分ほどになってしまいます。一般人は漁網を使った漁はやりませんから、本丸としてはペットボトルの削減になるでしょうか。

 飲料用ペットボトルは容量12.7%を占めるため、レジ袋に比べると圧倒的に漂着ごみとしてのポテンシャルが高いのです。しかしもはや飲料とペットボトルは切っても切れない縁があります。

 瓶に比べて軽く、利便性も高い。落として割れることもありませんしね。ラベルを簡易なものにするなどはすでに導入されつつありますが、ペットボトル飲料自体を減らすのは難しい話でしょう。

とりあえず環境対策やってるアピール」のための有料化

 だからこそどれほど意味があるかわからないけど、「とりあえず環境対策やってるアピール」するために政府はレジ袋スプーンの有料化をやっているだけにしか見えないのです。

 そしてこれは実質的な増税になり、国民に手間をかける愚策だと僕は考えます。マイバッグによる万引の対応は小売店に委ねられますから、従来よりさらに対応を迫られるのも難点です。

 これらのプロジェクト小泉進次郎環境大臣の下で進んでいます。小泉大臣といえば知名度も高く何かと注目を集めますから、将来の首相候補ともいわれています。

 だが、ちょっと待ってほしい。現状の彼は「レジ袋を有料化させた男」「スプーンを有料にする男」「ポエムのようなことを言う男」です。実績で考えると首相候補にカスリもしないんですけどね……。しかし知名度が圧倒的なパワーとなっています。日本人はもっとしっかり見定める必要があるでしょう。

環境省に好き勝手やらせないことが環境にとって一番良い

 さらに環境省では炭素税の導入を目論んでいます。また税金か!

 財務省出身の中井徳太郎事務次官は昨年の就任会見で炭素税の必要性に言及しています。これはやる気ですね……。

「環境」を出したら何でもありなのかという話です。炭素税を導入して企業に十字架を背負わせると、結果的に日本の産業を弱らせることになりかねません。

 レジ袋スプーンで国民の負担を増やし、炭素税で企業を追い込む……。もはや環境省に好き勝手やらせないことが日本人の環境にとっては一番良いのではないでしょうか。

今週の一言
レジ袋スプーン有料化は実質増税で、国民負担を増やすだけの愚策

【政治系ユーチューバーKAZUYA
動画配信者、作家。1988年北海道帯広市生まれ。2012年より、YouTubeニコニコ動画にて「KAZUYACHANNEL」を開設し、政治や歴史、社会問題などのニュースをほぼ毎日配信する。YouTubeチャンネル登録者数は70万人超、ツイッターのフォロワーは11万人超。『日本人が知っておくべき「戦争」の話』など著書多数

<文/KAZUYA

―[ライトなライト論]―


日本での海洋プラスチックごみのうち、レジ袋は全体の0.3%、ストローやフォークは0.5%。有料化されればスプーンは5円の見込みで、レジ袋込みで8円ほどの支払いが増えることになる


(出典 news.nicovideo.jp)

KAZUYA(カズヤ、1988年3月2日 - )は、日本のYouTuber、動画配信者、著作家。北海道帯広市出身。現在は、東京都在住。血液型O型。 1988年、北海道帯広市生まれ。北海道帯広工業高等学校卒業。高校時代に小林よしのりの「戦争論」に出会ったことを機に、ネットで自分と似た考えの人たちのブログを読むようになる。
13キロバイト (1,838 語) - 2021年3月18日 (木) 12:28



筆者コメント
何度かこの方のチャンネル拝見させてもらってますが、政治系ユーチューバーのKAZUYAさん本当に分かりやすく語ってらっしゃるのねで、あまり政治に詳しくない方でも勉強になると思います。この方の意見、本当に納得ですね。


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